化粧品でも達成できる水不足問題解決 ーウォータレスビューティートレンド

ヨーロッパでは気候変動などの影響で日照りが続き、降水量も減り、それによる水不足がグローバルで問題になっています。河川の水位が下がってしまったことで、また、グローバル人口の増加も相まって、2030年までに飲み水や産業に使用する水が大幅に不足するといわれています。

日本では、これまでたまに日照り続きなどによりダムの水が減り・・といったことで、節水という言葉がでてきた1990年代もありましたが、それ以降特に目立ったことはなく、むしろ気候変動などのよるゲリラ豪雨やそれによる洪水・氾濫が問題になっているので、あまりなじみがないことかもしれません。

欧米でトレンドになっている「ウォータレスビューティー」は、実はこういったグローバル問題解決にむけたものとして開発されました。2018年ごろから、固形シャンプーやパウダー状にするなどの手法が生まれ、製品中にあまり水を使わないといったムードが生まれました。固形やパウダーなどにすることで、成分が凝縮できたり、ビタミンCなど水分により劣化しやすい成分も長期保存ができるようになりました。
またこれだけでなく、最近国連の専門機関も水不足にならないために、河川の環境保全をより提唱しはじめ、「環境に害のあるケミカルを排水しない」といった視点も重要になります。クレンジングやシャンプー、石鹸などをこの機会に見直してみては?

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